「これだけ疲れているのだから、今夜はぐっすり眠れそう」と気持ち良い目覚めを期 待しながら横になってみたものの、寝床に入った途端に眠気は消え失せ、逆に頭は冴 えわたり、気づけば明け方近くになっていたという経験はありませんか? しかも頭 が冴えているといっても、その内容は建設的な発想というより「喜怒哀楽のおさらい」 だったりします。早く寝なきゃと思うほどに、眠れない自分にイライラが募ります。 このことから「疲れすぎても眠れない」ということがわかります。眠るには体を休ませ
る環境を整えるためのエネルギーが必要です。精神的、肉体的疲労があるレベルを越
えると、眠るためのエネルギーまで使い果たしてしまい、眠る環境が整わなくなって
しまいます。そこで「眠りたいのに眠れない」という事態が生じるのです。 しかも疲れすぎると、足先まで届くはずのエネルギーも届きにくくなるので足腰は冷
えてだるくなり、逆に肩から上には熱がこもって、物忘れ、耳鳴り、めまい、イライ
ラなども誘発されます。不眠が気になる時は足湯などで足を温めてみて下さい。